09/01/17 21:33:48
ウチの料理は出汁をとらずに作られていた。
子どもの頃から、特に味噌汁やらうどんなどの汁関係が苦痛だった。
マズイのに毎食味噌汁つき。
市販のポテトチップやインスタント麺などが心の拠り所だった。
当然というべきか、ジャンクフード大好き人間に育った。
母方の祖母の料理はウマイのに、なぜなんだろう?と
高校生くらいの時、正月に母実家に一緒に帰省した時思い切って聞いてみたら、
出汁ナシ衝撃汁物の元凶は、同居している父方祖母のメシマズだったということが発覚した。
結婚後、普通に鰹節で出汁を取った味噌汁を作って出したら、
父と姑舅(父方祖父母)に「なんだコレは!魚臭くて食えねえ」と散々言われたそうだ。
祖母の「味噌のお湯溶き」に慣れてしまっていた父にとって、
出しの効いた普通のお味噌汁が”マズメシ”だったのだ。
それでも好いた夫の舌に合わせようと、出汁無しマズ汁物を作るようにした母。
試しに祖母宅で、母に出汁をとった味噌汁を作ってもらったら美味しかった。
その後、私や妹からの説得もあって母は普通に料理を作るようになった。
メシマズ家に嫁いだばっかりに、マズメシを作らざるを得なくなった母カワイソス。