08/11/01 03:10:23 3EvaBDJK
とある国に大きな穴があった
人々は特に気にせず柵をつくるだけで手は何も加えなかった
ある日柵を修理しようとした人たちの1人がその穴に落ちた
その人が戻ってくることはなく、人々は穴にその人の好きだった本を投げ込み供養した
何十年という歳月が流れいつしか穴はゴミ捨て場になっていった
何せ底がつきず何でも入るから便利なものである
穴は暗殺された要人や政治的な証拠品の処理にも利用された
ついには新しい兵器が開発されるたびに古くなった核弾頭や細菌兵器が
投げ込まれるようにもなった
それから少し経った日の事である
空から物が降ってくるという不思議な事態が起きた
落ちてくるのは、古めかしい服を着た白骨死体、古びた本、ゴミ・・・