09/12/28 14:27:17 jrNAhI+9
宝物が好きなのはたいがいの人の性向で、もちろん間違っていることでもおかしい
ことでもない。
ただ宝物は金持ちにしか縁のない世界であることはたしかで、リーマンなんかはお
呼びではないことは確かだ。
一方美だけが好きな場合、美しいが安価な美術品も数多くあるので、金持ちでなく
ても楽しめる。
ただこう言う美術品愛好家は少数派だ、それは審美眼のある者は少ないからだと説
明されている。
ともかく安い刀が実に百万も２百万本もあるし、多分その中の数％は美しく比較的
健全だろう。
「美しい日本刀は高い」ではなく「美しいだけで良いのなら安い日本刀はたくさん
ある」ことを広く知らしめて美術刀愛好者数を増やさなければ、日本刀界は衰退す
るばかりだろう。
無銘無鑑定で美しいが安い刀の展覧会を協会なんかが頻繁に開くべきだと思う。
今後の日本刀の啓蒙とはそう言うことだと思う。
しかしそれにしても「日本刀の鑑賞」を書ける者が全くいないとはなぁ。