08/12/04 13:06:46 I0kzSUAt
>>78>>79
パンツに一喝食らうようではザマ~ないな。
>>80
うむ日本刀スレにまんざら無縁でもないので簡単に紹介しよう。
人は自らの既成の価値観を否定された時には愚かな行動を取る場合が多い、と
養老氏の「バカの壁」に書かれているような典型的な反応の1例だ。
居合が発祥の世間一般の誰でも知ってる言葉で、不意打ちに何かをすることを
「抜き打ち」と言う。
居合で抜きながら上から斬ることを「抜き打ち」と言い、抜きながら横から斬る
ことを「抜き付け」と言う。
居合の本質はこの不意打ちで抜きながら斬る、つまり武術の公式「先手必勝」だ。
これを卑怯とは戦国時代は言わないが、平和な江戸期に主としてサムライの嗜みとな
った武術で卑怯と思われるような話は困るのでいろいろな工作がされたのでは。
主君の命で死刑執行をする上意討ちではなにより使命達成が重要だ。
先手必勝で居合で抜き打ち暗殺が有効だ、これは卑怯とは言わないだろう。
だから逃げる相手を追いかけても斬り殺す技とかお辞儀をしている相手の隙に
乗じて抜き打ちに殺す技とかがある。
居合は護身だ、そして左右の敵どころか前後の敵いや前後左右の敵をも斬るの
だと思ってきた人達には驚天動地の話で、かくて阿鼻叫喚の騒ぎとなり、江戸
中期の居合は暗殺上意討ち用として発達してきたのでは、と主張する者を「暗
殺君」と呼ぶことになった。
いつのまにか居合スレでは現在の居合はサムライコスプレでやってる者が大半
だから、江戸期の話はどうでもいいやと言うことに落ち着いているようだ。