08/09/29 01:54:05 EjpEdswm BE:98281128-2BP(1010)
>>586
>簡便で生産性が良い刀剣
たとえば何でしょうか?
比較対象を示してもらうとわかりやすいのですが。
騎乗からの斬撃にという条件には湾刀である必要があります。
日本刀に近い物として、中近東でつかわれるシミター(サーベル)があります。
が、異なる金属を組み合わせ、また部分的に焼き入れするということをしていない、そして、鎬というものない(ただしその代わりにリブが発明されている)サーベルは、
斬撃という用途には日本刀と変わらない能力を発揮しますが、剣道のような打ち合い(切り結びというべきか)に対するには横方向からの強度にかけます。
(むろんこれは中近東にその能力が必要とされていなかっただけですが)
また、生産性ですが、実のところ日本の製鋼技術は非常に劣り、溶解という状態に持って行くことは出来ませんでした。
ゆえに、低温直接還元製鉄・折り返し鍛錬と言う方法しか採れなかったわけです。
まぁ劣った技術を使ったからこそ逆に性能の良い物が出来たという皮肉でもありますがね。
>道具としては優れていない
ですからその戦術、戦法など使用法により、優れた道具という物は変わってきます。