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●“奥の手”使いルール変更
石川サイドは早稲田大学スポーツ科学部も視野に入れていたようだ。
「しかし早稲田のトップアスリート入試はあらかじめ指定された事前セミナーに出ないと受験
できません。6、7、8月と各月1回ずつの指定日がありましたが、全英オープン出場をはさんで
国内ツアー転戦で出席できず、特例で対応してくれない早稲田は諦めたようです」(関係者)
筑波大学のウワサもあったが、石川サイドと明治大学との間で折衝が行われたのは
秋口に入ってからだ。
目指した政経学部の偏差値は60前後と高く、ツアー転戦で高校にまともに通えない石川が、
入試を受けて実力で合格を勝ち取るのは男子トーナメントで勝つよりも難しい。
そこでスポーツ推薦枠に目をつけたが、問題が起きた。
推薦枠での受験は8月末には締め切られており、石川サイドが「遼を明大に入れて欲しい」
とアプローチしてきたのが遅かったのだ。
明大は奥の手を使った。
「時間の問題もありましたが、本来なら石川クンが推薦を受けることはできません。
プロ転向しており、アマチュア競技に出場できない選手を受け入れる意味があるのかと
反対する声もあった。だから石川クンをゴルフ部コーチとして部員を指導するという方法で
何とか入れようとした。また、推薦枠がすべて埋まっていなかったため、秋以降の大きな
アマチュア大会で好成績を出す優秀な選手もいるだろう、という都合のいい理由をつけて、
再募集をかけたわけです。それに応募してきたのは石川クンひとりだけだったようです」
(前出の明大関係者)
石川のためのルール変更であり、10月には杉並学院高校長の推薦書、明大ゴルフ部監督の
推薦書、石川本人の志望書など必要書類が提出された。ここまでを無事に通過すれば
不合格はなく、全員が晴れて明大に入学できる。
これをキャッチした週刊誌が「特別ルールで明大入学決定!」と報じて、
石川の大学進学が明らかになったわけである。
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