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自己(句・ウダーナヴァルガ23章)
*この世では自己こそが自分の主である。他人がどうして自分の主であろうか。
よく説かれた事を実行せよ。修行者に使え、尊敬する事、人々から隠れて独りで座し、
心を静めることを。
独り座し、独り臥し、独り歩み、なおざりになることなく、自分ひとりを楽しめ。
常に独りで林の中に住め。
戦場において百万人の敵に勝つとも、ただ一つの自己に克つ者こそ、実に腐敗の勝利者である。
自己にうち克つ事は、他の人々に勝つ事よりも優れている。
常に行いを謹み、、自己を整えている人、このように明らかな知恵ある
修行僧の克ちえた勝利を敗北に転ずる事はいかなる神々もなしえない。
点の音楽神たちも悪魔も、梵天もなしえない。
まず自分の身を正しくせよ。ついで他人に教えよ。
まず自己を正しく整え、次いで他人に教えよ。賢明な人はわずらわされ、悩む事が無いであろうから。
自分が他人に教えるとおりに自分でも行え。私は常にわが身をよく整えている。
自分というものは、まことに制し難いものである。
自分が他人に教えるとおりに自分でも行え。私は常にわが身をよく整えている。
賢者は自分の身を整えているからである。
たとえ他人にとっていかに重要であろうとも、自分でない他人の目的のために、
自分の務めを捨て去っては成らぬ。自分の最高の目的を知って、自分の務めに専念せよ。
この世では自己こそが自分の主である。他人がどうして自分の主であろうか。
賢者は自分の身をよく整えて、自分の主となり得る。
この世では自己こそが自分の主である。他人がどうして自分の主であろうか。
賢者は自分の身をよく整えて、自分の目的を達成する。
この世では自己こそが自分の主である。他人がどうして自分の主であろうか。
賢者は自分の身をよく整えて、徳行を達成する。