08/11/05 16:01:47 6sfKrdAk
255:(-_-)さん :2008/09/26(金) 04:08:01 ID:???0 [sage]
「学習された無力感」というのがある。
『犬を縛り付けておいて、電気ショックを与え続ける。最初のうち犬は必死でもがくが、
縛られている為に電気ショックから逃れる事が出来ない。これを数週間続けるうちに犬は「自分は無能で何をやってもムダだ」という感覚が植え付けられ、
そのうち 電気ショックを受けてももがかなくなり、ひたすら衝撃をガマンするだけになった』
これを心理学では「学習された無力感」と言う。
『極度の無気力状態に陥った事が確認された後、セリグマンは犬の縄をほどいて逃げられるようにしてやったが、それでも犬は黙って
電気ショックを与えられるがままで、逃げだそうとはしなかった。努力をムダだと信じ込んでしまった為「逃げる」という
選択肢を失ってしまった。そしてセリグマンは、犬を抱き上げたり押したりして、電気ショックを受けない所まで
動かしてやり「逃げれば助かる」という事を再度学習させた後、再び元の場所に戻し電気ショックを与えた。
犬は逃げれば痛くないと判ったはずなのに、やはり動こうとはしなかった。
一度無気力状態になった犬は、「さっき痛くなかったのは誰かが助けてくれたせいで、自分では何も出来ない」と信じていたのだ』
これは人でも同じ。「あれをしてはいけない、これをしてはいけない」と言われ続けた人間は消極的な性格になる。
そういう育て方をしたにも関らず、気力を奪われた我が子の怠惰な生活を見て、「あんた彼女も出来ないの?」「友達居ないの?」「いい加減あんた働きなさいよ!」
「毎日毎日ぐうたらして!何かする気が起きないの!」 と、臆面もなくこの手の発言を繰り出す。
親とは実に無責任な存在である。これが昨今のニート、無職若者の親殺しの真相なのかも知れない。