09/08/19 01:07:02 g7hf4SPB
これまでの人生で、数多くの看護師さんと関わってきたと思います。
採血や注射、点滴をして貰ったり、血圧を測る時のサポートをして貰っ
たり、入院している時にお話をしたり、身の回りの世話を手伝って貰っ
たり、また家族や友人が入院したときのお見舞いや付き添いなどという
場面でも、看護師さんとの関わりを持ったことがあるでしょう。
皆さんがこれまで関わってきた看護師さん全員から、感じの良い印象を
受けたでしょうか。
このように問われると、皆さん「いいえ」と答えることだと思います。
「忙」という漢字は、「心」を「亡」くすと書きます。
忙しい看護師は日々の業務に追われて、ついつい仕事に心を込めること
を忘れがちです。
この忘れるという漢字も「心」を「亡」くすと書くのは、本当に面白い
ですね。
学生時代は志を持って看護師を目指して来たのに、目指していた看護が
体現できないというのは、きっと本人も心のどこかでツライ想いを抱い
ているでしょうが、その心が通わない看護を受けた患者は、もっとツライ
思いを抱くことでしょう。
看護師の仕事に慣れてくるに従って、日々の忙しさから話す言葉がキツ
くになってしまったり、ついつい素っ気無い態度を取ってしまったりす
ることが当たり前になってしまっている看護師も少なくありません。
しかしそうした1つ1つの何気ない行為が、ただでさえ病に心身を痛めて
いる患者の心に突き刺さってしまうという現実を、現在、看護師として
働いている方はもちろん、これから看護師を目指す方にも、よく肝に銘
じて頂けたらな…と思います。
明るくて、元気の良い笑顔を絶やさない看護師さんに当たると、患者は
何とも言えない癒しを感じることができます。
笑顔や、何気ない温かな言葉1つで、患者さんを元気付けることもある
ということを覚えておいてください。
あなたも「感じの悪い看護師」として患者の記憶に残るより、「感じの
良い看護師」として記憶に残る方が、喜びも、やりがいも、より大きな
ものになるでしょう。