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“1回の接種で大丈夫”新型インフル予防ワクチンに期待高まる
URLリンク(www.nikkei.co.jp)
チューリヒ(ダウ・ジョーンズ)単回接種で有効性を示した新型インフルエンザ予防ワクチンのデータが3日に浮上した。
世界各国でより多くの人にワクチンを提供できると、期待が高まっている。
スイスのノバルティス(NYSE:NVS)は3日、新型インフル予防ワクチン「セルツラ」についてわずか1回の接種で
高い効果を示した試験結果を発表した。また中国でも北京科興生物製品(シノバック・バイオテック)(AMEX:SVA)
が製造した単回接種で予防効果のある国産ワクチンが当局に承認された。
ノバルティスによると、セルツラは1回の接種で患者100人のうち80人、2回の接種後には90%で予防効果があった。
被験者においてセルツラの忍容性は良好だった。最も一般的に認められた副作用は注射部位の痛みだった。
ほとんどの専門家が新型の新型ウイルスに対して十分な予防効果を得るのには2回の接種が必要と推定するなか、
ノバルティスの単回接種ワクチンの良好な試験結果とシノバックの単回接種ワクチンの承認は、新型インフルに対する
世界的な予防を大きく前進させる可能性がある。
ノバルティスは、英グラクソ・スミスクライン(NYSE:GSK)、英アストラゼネカ(NYSE:AZN)などと共に、今春世界に
拡大した新型インフル予防ワクチンの生産を急いでいる。
世界保健機関(WHO)はほぼすべての国で感染が確認されている新型インフルで、これまで少なくとも2185人が
感染後に死亡したという。また北半球が季節性インフルエンザの流行シーズンの冬を迎えると新型ワクチンが
不足する恐れがあると警告している。
季節性インフルエンザワクチンに比べて新型インフルの予防ワクチンの生産数量が少ない現状では1回の接種で
高い有効性を示したセルツラのデータは大きな意味をもつ。
フォントベルのアナリスト、アンドリュー・ワイス氏は、「(単回接種のワクチンなら)ワクチンの生産数量が減ってもより
多くの患者に行き渡り、より広範囲をカバーできる」と述べた。同氏はノバルティスの投資判断を「バイ」としている。
最初の臨床試験ですぐに出てきた今回の結果は、保健当局が秋に向けて接種のタイミングと用量を見極める際に
重要な情報だ。
米疾病対策センター(CDC)によると、10月15日前後に米国で約4500万回分の新型インフルエンザワクチンが準備
される見込みで、それ以降12月まで毎週生産ラインから2000万回分のワクチンが出荷される。
製薬会社の多くは、季節性インフル予防ワクチンの生産を完了したばかりで、これから新型インフルワクチンの
生産に向けて事業資源を移すことになる。新型インフルが強い関心を集めているが季節性インフルの感染拡大も
依然として深刻な脅威とみられている。
ノバルティスでは、有精卵を利用する生産システムではなく細胞培養による方法で新型インフル用ワクチンを
バッチ生産することが可能だ。ヘルベアのアナリスト、カールハインツ・コッホ氏はこの方法によればワクチン生産までの
期間が約3-4カ月に短縮されるという。同氏のノバルティスの投資判断も「バイ」だ。
ノバルティスは、成人と小児6000人以上を対象とした大規模試験が進行中としたが、その時間的スケジュールの
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