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宇都宮市の佐藤栄一市長(47)が国の新型インフルエンザ発生宣言が出た四月二十八日から三泊四日の日程で、
後援会のメンバーでもある建設業者ら八人とサイパンへ私的な親睦旅行に出掛け、同三十日に開かれた初の
市新型インフルエンザ対策本部(本部長・佐藤市長)会議も欠席していたことが、十一日までの下野新聞社
の取材で分かった。
また旅行のメンバー八人のうち三人は、二〇〇八年度の市発注工事(JVを含む)などで少なくとも
約四千万円-十七億五千万円強の受注実績のある業者の社長や幹部だった。
佐藤市長は「新型インフルエンザ対策では市の危機管理監も指揮に当たっており、旅行中も常に連絡は
取れる状態だった。また受注実績のある業者とは言え、入札は公正に行われており、便宜を図るような
付き合いではない。特に問題があったとは認識していない」と話している。
佐藤市長によると、サイパン旅行はメンバーの誘いを受け三月下旬ごろに予定を立て、現地ではゴルフや
海水浴を楽しんだとされる。旅費約十一万円は自分のポケットマネーで支払ったという。
新型インフルエンザをめぐり宇都宮市は四月二十七日、保健福祉部長をトップにした「市新型インフルエンザ
健康危機管理対策本部会議」を開催。世界保健機関(WHO)が警戒水準を「フェーズ5」に引き上げた同三十日、
市長を本部長とする対策本部を設けた。
五月一日夜に帰国した佐藤市長は「日程を切り上げて帰国するほどでもないと考えた。(市幹部から)
要請もなかった」と述べる一方、「友好姉妹都市提携二十周年記念再調印式のフランス行き
(五月五日から八日間の予定)は、新型インフルエンザ対策があるので私の判断で中止した」としている。
一方、旅行のメンバーについて同市長は「高校や宇都宮青年会議所時代から付き合いのある友人ばかり。
市長就任後に家族以外で海外旅行するのは初めてだが、やましい点は一切ない」と説明している。
[下野新聞](5月12日 05:00)
URLリンク(www.shimotsuke.co.jp)
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