09/05/04 09:18:14 4SxxHleJ
※シミュレーションです※
2011年5月4日(月)
今年で新型インフルエンザが発生してからほぼ2年が過ぎた。
パンデミックは終焉を迎えたが、その間、国民の約5割が新型インフルエンザに感染し、
多数の者が命を落とした。
総死者は累計150万人にも及び、我が国では第二次大戦以来の大惨事となった。
この嵐が過ぎ去ってみてわかったことは、WHOの警告レベルの発動の遅れが、
ウイルスの拡大に拍車をかけていたことだった。
ウイルス発現当初の甘い予想とは逆に、ウイルスは次第に感染速度が速くなり、
致死率もまた第一波、第二波と高くなっていった。
メキシコで発見された時点でWHOが早めにフェーズを上げて警告を促していれば、
ワクチンの開発にも時間が稼げ、死亡者は2/3程度に減ったものと推計されている。
結果論というなかれ、1918年のスペイン風邪の経験を生かしていればこのような対策の遅れは
防げた筈である。
またわれわれマスコミにも問題があった。
パニックを恐れるあまり、新型インフルエンザのリスクを低めに報道してしまったきらいがある。
再びこのような事態が起こらぬよう、我々が出来ることはなんなのか。
徹底した検証が必要である。
過ちは二度と繰り返してはならない。