10/03/28 02:24:13 pPNmQGUF
中国の鉄道は国土に比して路線密度が意外に低いし
既に全国に高速道路網が行き渡り重要都市周辺では網の目のごとく拡充している
日米の例からみても物流の中心は道路、人も地方では中距離までは高速巴士だろう
高速鉄道が最も優位性を発揮できるのは近距離の大都市間が最たるもので
例えば南京-上海-杭州、北京-天津などで既に動車路線となっているが、この種の地域では高密度運行のニーズがある。
次に長距離の大都市間で、例えば北京-上海、広州-武漢などだが確かな需要はあるが既に航空機の路線も充実しているので
高密度運行はさほど行われないないだろう。
もう少し細かく言うと華北は北京を中心にハブ化して路線展開が可能と思うし実際そうなるであろう。
一方華南や西部は路線展開が難しい。上海や広州が最重要起点だが地理的に偏り過ぎだし
かといって重慶や成都、済南はハブ拠点となるには条件が揃ってないし、
強いて言えば鄭州か武漢とは思うがどうなんだろうか。
欧州はパリとフランクフルトが必然的でいまのところ無理がないと思われるが
この種の路線展開の合理性の視点は大変興味深いと思う。
もっとも日本の整備新幹線のような問題になっては全く議論に値しないのだがw。