09/10/02 16:11:38 duiDS3/V
オール電化は温水器でものすごい電気代がかかる。
昼間の料金でお湯を沸かした場合、200Lの水を0℃から95℃にするためには600円ぐらいの電気代。
1か月で18000円の電気代になる。
だから深夜電力料金の時間帯に水を温めて貯めておくしかない。
深夜電力料金の時間帯(8時間)で200L分沸かすには、3000Wぐらいの電力が必要。
温水器と部屋の電気が同じ配電板から供給される場合(こんなバカな物件はないと思うが)には、
40Aで契約していても、10A分使ったらブレーカーが落ちるのを覚悟した方が良い。
貯めておけるお湯の量が少ないと、真冬でもシャワーからお湯が出なくなり、
全身が泡だらけのまま途中で飛び出ることになる。
ワンルームマンション向けには、200L程度のタンクのものが設置されていることが多い。
深夜(23時~翌7時など)のうちに95℃以上に温められるが、タンク内でしだいに冷えていくので
入浴時には80℃以下に冷めている。タンクの設置場所や保温性能が低いと、もっと水温が下がる。
これを水で薄めて使うので、40℃のお湯を1日に400L以上使うのは不可能。
浴槽にお湯をはると200L消費、シャワー1人あたり100L消費、炊事・洗面等で100L消費。
これ以上使ったら水を浴びることになる。つまり200Lのタンクが付けられている部屋に2人入居は不可能。
300Lのタンクを設置するためには、4500Wの電力が必要。
600Lのお湯が使えるとして、2人までは入居可能だろう。でも子供を作ったりパーティとかで人を呼ぶのは無理だ。
勝手にタンクの容量を上げたりするのは賃貸では許されない。
基本的には、都市ガスを引けない地域や、一戸建てで太陽光発電する場合などを除いては、通常選択されない。
火を使わないので焼き魚や焼き肉もできないから、火事のリスクが減るのではないかと期待する大家が
導入しているのかも知れない。