09/05/11 21:20:24
>>575
車掌と切符の例では、切符そのもの自体に価値があるのではなくて、
切符の所有者に敬意を払っている。
天目については、天目が台に乗っている状態が客より格上、というよりは、
むしろ点前の趣旨がそもそも貴なるものに対する格上の点前だから、
道具に対しても敬意を表するわけじゃないのかな?
>>577
「拝見」を「一連の所作につけられた名前」と解釈することも可能だが、
稽古でも茶会でも、実際に道具を拝見するときは頭を低くする。
茶杓なんかは畳の上にどう落としても割れるはずもない。
けど、心得のある人は決して高い所にもちあげない。
道具をうやうやしく扱うのは、道具そのものの価値というよりも
道具に込められた歴史や時代、作者の心、大事に守り後の世に託された方々に対して
敬意を表する、と言った解釈も成立して良いと思うが。