09/05/11 13:00:17
だから、敬語の問題をどのように捉えるかっていうことはさておき、
「道具の価値」っていうのは、いったい何なんでしょう?
例えば、新幹線で検札のとき、車掌さんが「切符を拝見します。」って言うだろ?
この時、動作の主体は車掌、動作の客体は切符。
これ、車掌さんは新幹線の料金が高いから切符に対して敬意を表しているわけ?
じゃあ、160円の山手線の切符には敬意を表していないわけ?
これは、切符そのものの価値ではなくて、JRという会社は切符の所有者の客に対して
敬意を持っていることを表していますよ、っていう意味でしょ。
だから、マナーの悪いガキの客に対しては、「切符を見せてください。」でも良いわけ。
安い切符でもきちんと買って乗車していれば、「拝見」については問題ないわけだ。
じゃあ、ますます茶道具の価値って一体何なんだ?
お茶を入れるだけなら100均で十分だし、美的価値なら需給バランスを考えるから相対的。
極端な話、あなたたちは、バザーで100円で買った規格品の天目茶碗にたいしても拝見というわけ?