09/05/11 12:10:24
wikipediaで敬語の項を見ると、
「謙譲語は、話題中の動作の客体が話題中の動作の主体より上位であることをあらわす語。」
謙譲語の中には丁重語といって話し手が聞き手より上位であることを表す語がある。
亭主と客の会話で、”正客が道具を見る。”については、
動作の主体・・・正客
動作の客体・・・道具
となる。
つまり、「正客が道具を見る。」において、普通、地位が正客>道具であれば、
「ご覧になる。」が正しいけれど、
道具>客の場合も稀にあって、その場合には
「正客が道具を拝見する。」が正しくなる。
この中で、亭主と客の関係が 「亭主<客」であれば、丁寧語をつかい、
「正客が道具を拝見する。」
「客>亭主」なら、丁重語を使う。
「正客が道具を拝見なさる。」
このようになる。