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104 名前:長文スマソ 投稿日:02/08/25 17:05
当時の漏れは、就職活動もせず某資格を目指す大学4回生。
彼女は良家のお嬢様で、すでに誰もが知ってる一流会社の、
サラリーマンとの見合話も進んでいた。
漏れ達は、まだ付き合ってるわけでもなく、
ただお互いに好意があるということは分かっていたんだ。
彼女がその見合話にあまり乗り気でないことも。
漏れは彼女がそいつとどんなデートをしてるのか気になって、
どこへ行ったとか、どんな食事をしたとか、いろいろ彼女から聞いていた。
さすがはエリートサラリーマン。
高級フランス料理、料亭etc・・・。
漏れにとっては絶望的とも思えるようないい店に行ってやがる。
漏れ達はといえば、ファミレス、ドライブスルー、コンビニ。
しかも、ワリカンの時もしばしばあった。
そいつと比べてると、だんだん自分が情けなくなってきて、
ある日、もう彼女と会うのをやめようと決心したんだ。
その事を伝えるために、最後に会うことになってドライブ。
後のディナーは、マクドナルドのバリューセット。
眺めのいい場所で夜景を見ながら車の中で二人してモグモグ食ってた。
食いながら、もう会うのをやめようと漏れが言ったんだ。
すると彼女がいきなり泣き出して、
『どんな高い料理を食べるよりも、○○と一緒に食べる料理が一番おいしいもん。
今こうして二人でいる時間が一番幸せだもん』って答えたんだ。
漏れは、頭の中が真っ白になって、
食いかけのハンバーガーを横に置いて彼女にキスをした。
ケチャップの味と、
泣きかけの時の胸の奥のツーンとした感覚が混ざった変な味のキスだったが、
夢中でキスし続けたんだ。