09/06/02 21:36:09 gS6rs8Jm
>>368の続きです。
166 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/14(土) 07:21:47
会話も全然発展しないし、息子は青ざめたまんまだし、重たい空気のまま三人でそれぞれ飲み進めてたら、無口だったあちらさんが結構饒舌になった。
息子くんのおかげで娘があんなに綺麗になった、なんて嬉しそうに語ってくれるから、俺も調子に乗ったんだよ。
妻に、あんな可愛い子が嫁に来るって見せたい、ってさ。
酒のせいかあちらさんも遠慮なく、多分思いついたままどうして別れたのかと聞いてきた。
ずっと母さんは出かけて帰ってこないんだと聞かせてた息子がじっとこっち見てるのが分かった。
俺は何の抵抗もなく、
ある朝嫁が起きてこなかったこと、まだ生後間もない息子が泣いてたこと、
俺は何も気にとめないで出勤したこと、残業して帰ったら家は真っ暗なままで息子が泣き叫んでいたこと、
やっと様子がおかしいことに気づいて救急車を呼んだけど、乗せられていった嫁は帰ってこなかったこと、
いつか帰ってくるかもしれないとか思いながらも、嫁を見た救急隊員たちが首を振ったのをしっかり見ていたことを、
話した。