09/06/02 08:11:42 Iw6Et4Zh
>>361
(・∀・)イイ!!
811 名前:おさかなくわえた名無しさん 投稿日:05/03/01 05:27:11 ID:IoMQez5E
留学中の院生です.
どこの国でも大学院生はオタク親和性が高いもので,日本アニメを
見たことがある同級生は結構多い.ところが,平均的なアメリカ人
にとっては「アキラ」や「Ghost in the shell」のようなサイバー
パンクこそがの日本アニメである.したがって彼らに宮崎作品の感
想を聞くと「あれはあくまで子供向けであって,俺はそんなくだら
ないものは見ない」という反応が返ってくることが多い(もちろん
日本アニメならなんでもOKのディープな奴も結構いて「犬夜叉の兄
の名前はなんだったかな?」などと質問してきて閉口する).
このような不理解と偏見を打ち砕くべく,先日我が家で「となりの
トトロ」上映会を敢行した.強制的に呼び集められた友人たち
(アメリカ人,イタリア人,中国人)が黙然としてテレビの周りに
座り込む.宣伝が終わり本編が始まると,最初に流れるのは有名な
テーマソング「歩こー歩こー,わたしはー元気ー!」である.その
あまりに童謡的な曲調と絵柄に,アメリカンが早くも脱落しかける.
みんなでバーにビール飲みに行こうというのを宥めすかし,
「この,どうみても子供向けの映画に,日本のアニミズム的宗教観の
全てが詰まっておるのだ.これは日本文化を理解するのには不可欠な,
本当にシリアスな名作なのだ.さらに言おう,登場人物は最後には
全員死ぬ」などと虚実を織り交ぜた熱弁を振るい,何とか席に着かせる.