09/02/24 14:53:38 nmP6WfmE
>>703
あんたの言う通りだな・・・
先日、祖父が亡くなり急に葬式に行くことになった。ここ数年、親にすら帽子を取ったのを見せたこと
が無かったが、さすがに葬式に帽子をかぶっていくことは出来ないので、覚悟を決めて行った。
10年振りに会う親戚一同の中で禿げているのは俺一人、しかも俺は親戚の中では男前で
通っていた・・まぁ実際帽子をかぶっているかぎり、女受けもいい。
通夜、葬式を通してまる2日間禿頭を晒し続けた。 俺の従兄には女が多く20前後の女の子数人
の前で禿げ頭を晒すのは苦痛でしかたなかった。
結果何か自分の中で吹っ切れた。 俺の頭を見て、親や親戚連中はかなりびっくりしていたが、
速攻で見慣れたようだった。 髪が気になりだしてから10年ほど、明るく積極的な自分は、いつしか
友達付き合いもほとんどしない暗い性格になっていて、外に出ると気になるのは他人の視線ばかり。
おしゃれな店に行ってもここは帽子かぶったまま飯食えるかな?とかそんな事ばかり気にしていた。
どれほどの無駄な時間を過ごしてきたのか、可能性を潰してきてしまったのか、今更気がついた。
彼女が出来ても禿げを晒したく無いために旅行を断り、帽子ばっかりかぶってる不自然さをばればれ
の嘘で誤魔化し、関係が濃くなる前に別れる。こんな事ばかりだったよ。
いまだに後悔してるのは親友の結婚式を仕事を理由に断ったことだ。
あれ以来、関係はすっかり変わってしまった。本当にくだらないプライドのためにいろんなものを無くしてしまった。 今、若禿げで悩んでいる人達へ、俺の様な経験は少なからずしてきただろう。
だけど、本当に時間を無駄にしないでほしい。
今ある時間は二度と戻っては来ないのだから。