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住民税行方不明:兵庫県淡路市で80万円 2年間公表せず
兵庫県淡路市の出先機関・岩屋総合事務所で07年、市民が納めた住民税など約80万円が
行方不明になりながら、市が現在まで2年間にわたって公表していないことがわかった。市は
盗まれたとみているが、警察に被害届を出しておらず、冨岡篤太郎副市長が個人的に立て替え
ていた。
市や関係者によると07年6~7月、市民から「06年度の住民税などを納めたのに、滞納の
督促状が市から送られてきた」と同事務所に連絡があった。調査の結果、市民6、7人について
領収書を発行しているにもかかわらず、住民税や国民健康保険税、固定資産税など1人数万
~約20万円が未納とされていた。
06年度の税金は、同事務所の窓口で受け付けたほか、職員が住民宅を訪問するなどして
徴収。不明になったのは07年2~3月にかけて納められた税金が多かった。市は、担当職員
数人から事情を聴いたが、いずれも関与を否定したため、協議の結果、07年12月に冨岡副
市長が個人的に立て替えたという。
毎日新聞の取材に、冨岡副市長は立て替えたことを認め、「担当部署の職員が立て替えると
その部署が公金を隠匿していることになるとの指摘を受け、第三者の立場の私が立て替えた」
と説明。「被害者から事情を聴こうとしたが、対応してもらえず、詳細が把握できなかったため
被害届を出せなかった。警察に相談しているため公表は控えた」と釈明している。
2009年9月19日 15時00分
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