09/08/29 09:18:32 jqeuLXpy
投稿者氏名 ゲージ呼称等の商標登録出願の経緯と結果について!
タイトル ゲージ呼称等の商標登録出願の経緯と結果について!
本文 ゲージ呼称等の商標登録出願の経緯と結果について!
平成16年1月21日 日本鉄道模型連合会総会において下記主題の文面を公開する決議が審議され、
満場一致で採択されました。
●商標登録出願に至った経緯
商標権の最大の目的は自らの権利を守る自己防衛に尽きるといっても過言ではありません。
ところが昨年「阪神優勝」、「ボランティア」、「NPO」等が商標登録され、
自己防衛よりも商標登録をビジネスとして優先させる風潮が高まってまいりました。
この事に危機感を抱いた日本鉄道模型連合会は、今後起こりうる鉄道模型界の不利益を防止するため、
現在広く使われているゲージ呼称の商標登録出願に踏み切りました。
(日本鉄道模型連合会は任意団体のため、事務局長が代表して今井武重個人名により申請)
出願日 平成15年7月30日 特許庁審査官起案日 平成15年12月3日
特許庁査定通知日 平成15年12月12日
(拒絶査定の場合は40日以内に意見書の提出が可,期限は平成16年1月20日まで)
●出願を行った商標と結果
× 拒絶査定 HOゲージ 日本型HOゲージ Nゲージ Zゲージ
拒絶査定に対しては意見書の提出を見送りました。
○ 登録査定 HOJ 平成16年1月5日 登録料を納付し登録手続き完了
拒絶されたものについては、先願権の優位で、以後この商標の登録は何人もできなくなり、
当初の目的は果たしました。
登録されたものは当会が厳格に管理いたします。鉄道模型業界全体の知的財産として共有し、
鉄道模型製品の製造販売に対して、関係各位の皆様に対価を求めることはありません。
このような一般的な名称を製造メーカーの団体が取得しているケースがあります。たとえば、
「プラモデル」という名称は、日本プラモデル工業協同組合が所有管理し、プラスチックモデルの商標として、
商品の普及拡大、知名度の向上のため今までどおりに自由に使用されています。
当会でも、この例に倣い、これらゲージに関する商標権を、一個人や一企業などが取得した場合に起こる
不利益を排除し、鉄道模型の普及、地位向上に役立てる所存です。
この件に関しては、既に鉄道模型関係誌ならびに業界新聞など数社とメーカー数社の取材も受け
回答をいたしましたし、貴重な助言も頂戴いたしました。
私たち日本鉄道模型連合会の会員は、常にご愛用者の皆様が趣味として誇りを持って
鉄道模型を楽しんでいただける様、前向きに考え、邁進努力いたしております。
今後とも、日本鉄道模型連合会の活動に温かいご理解とご支援をお願い申し上げます。
日本鉄道模型連合会