08/10/03 21:26:11 kJ9T6MHa
>>>601
>この原文を読むと、昭和40,50年代に1/80 10.5mm,9mm,6.5mmを
>TMS自身が「16番ナロー」と書いていたことは間違いであることがわかる。
>「16番」とは16.5mmゲージを表すのであって、縮尺の1/80を表すのではないからである。
>なぜ山崎氏自らこのような間違いをしたのか?故意か?
>1/80 10.5mm,9mm,6.5mmを「16番ナロー」と表記していたので、
>多くの読者は16番=1/80と解釈してしまった。
当時なんの説明もなしにTMSが1/80 9mmを「16番ナロー」と書いたので読者にはそう映ったのかもしれないが、
山崎氏はそのような意味で書いたのではないことが>>626が指摘している昭和51年のTMS337号ミキストを読めばわかる。
山崎氏の真意は「16番ゲージと同じ考え方をする9mmゲージのナロー」を便宜的に「16番ナロー」と表示したようだ。
即ち「16番ナロー」とはOO9(1/76 9mm)と1/80 9mmとHOn2-1/2(1/87 9mm)を包含する9mmゲージのナローを指すと。
但しこの「16番ナロー」の名称は問題があるので名案をいただきたいと述べている。
また「16番ゲージは狭軌3'6"の模型世界でのスタンダードゲージ拡張化、1/80 13mmは3'6"の模型世界での狭軌顕在化」
と両者の立場の違いを説明しているし、1/80 13mmのゲージ決定は白鳥剛氏が山崎氏の考えを受け入れて13.5mmではなく
13mmを採用したこと、13mmを世に知らしめたのはTMSであること、その13mmへの戒め、1/80が13mmや9mmへと発展していく
1/80の系列化の考え方(田渕氏のJスケール規格が正にそれ)、ナローの1/80 9mmと1/87 9mmのスタンスの違い、
胎動しだした日本型1/87 12mmのこと、ゲージに関してご意見・アドバイスを募ってること、などがこのミキストには
盛り沢山に書かれている。
TMS337号ミキストがネットで誰でも簡単に読めれば良いのだが・・・
このTMS337号ミキストは、今の我々がゲージ論をするに当たり参考になる誠に貴重な3ページにわたる論文である。