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都内では池袋、新大久保、新宿歌舞伎町、上野などの朝鮮族料理店で、主に故郷を懐かしむ中国人向けに出されていた。メニューも中国語表記の店が多いが、新大久保には「犬肉大皿」「犬肉スープ」と、日本語のメニュー表記の店もある。
「日本人グループもよく注文しますよ。サラリーマン風の人が多い。
『マグロの味に似ている』と、注文が次々にくる日もある」と朝鮮族料理店関係者。
「保健所から仕入れているわけじゃないよ」と冗談交じりに話すが、実際、
みだりに犬を殺せば器物損壊罪に問われかねない。各店では、中国からの輸入精肉を使用するという。
農林水産省の畜産物輸入検疫統計によると、1998年に9トンだった犬肉の輸入量は2007年には
約8・5倍の77トンに増加。市場は着実に拡大しているようだ。
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