08/10/17 21:46:17
URLリンク(www.nikkei.co.jp)
コメの生産履歴管理や原産地表示見直し 検討会が初会合
農林水産省は17日、農薬などに汚染された「事故米」問題を受け、コメの生産履歴管理や
原産地表示などを見直す「米流通システム検討会」(座長・吉田俊幸高崎経済大学長)の初会合を開いた。
今回の問題では焼酎などに使われる加工用のコメの流通経路が複雑だったことが不正転売の一因と指摘されている。
コメの生産履歴を農水省に提出することを義務づけることなどを検討し、新しい流通制度の骨格を11月にまとめる。
検討会には大手スーパーや加工メーカーの担当者、消費者団体の幹部らが委員として出席。
「食の安全」にかかわる問題が発生した際に流通ルートを解明できる生産履歴管理の制度設計、
米菓などの原料となるコメの原産地表示の義務づけ、不正転売を防ぐ流通規制、
違反した場合の罰則強化などを中心に議論を進める方向だ。
農水省は検討会がまとめる新制度の骨格をもとに、コメ関連業者を規制する食糧法などを改正。
新法の制定も含めて検討したうえで、関連法案を来年の通常国会にも提出する方針だ。
(20:17)