09/11/05 07:26:26
■ 世知辛い世の中。ため込みがちな怒りや涙を思いっきり発散したい。
日常生活で実現しにくい、そんな希望にこたえる試みが登場している。
「○○(上司の名前)のバカヤロー」「ボーナスゼロはないだろう」。
叫び声とともに、フェースガードをした人たちが、コンクリートブロックめがけて皿やカップを投げつけていく。
「ガッシャーン」と割れる音が響く中、歓声を上げ、ガッツポーズで腕を突き上げる。みんな晴れ晴れとした笑顔だ。
東京都多摩市のショッピングセンターの一角。停車したトラックの荷台での光景だ。
同市の整体師原克也さん(28)が運営する移動店舗「八つ当たりどころ」。
整体の患者の多くがストレスに悩んでいるのを知り、
「積もりに積もったストレスを人ではなく、物に当てて発散してもらおう」と昨年暮れに始めた。
使用する皿やカップは岐阜県の陶器。売り物にならない不良品で、原さんが窯元などを回って買い集めている。
客は時価なら数倍はする陶器を200円~3千円で購入。割った後の破片は同県の工場で食器などにリサイクルされる。
ストレスの要因は会社や上司、夫や妻、恋人など様々。最近は不況を反映し、政治家への不満を口にする客も目立つという。
派遣切りされたという客も多く、先日はある女性が派遣元の会社名を叫びながら力いっぱい、皿を割っていった。
評判が徐々に広がり、地方都市への出張依頼も増えた。
原さんは「海外では車などを壊す破壊セラピーがあるように、物を壊すことはれっきとした心理療法です。
存分に八つ当たりして笑顔になってください」と話している。
■ 「泣ける」映画をみんなで見て、身も心もすっきりしよう―。
そんな集いが、大阪府吹田市のミュージシャン乾匡志(いぬい・ただゆき)さん(44)が主催する「みんなで泣こう会」だ。
「涙は心の汗。泣く体験を共有して明日への活力にしてもらおう」と、4年前から定期的に開催している。
10月初旬、同市の貸しホールで開かれた19回目の会合。上映されたのは、大人も泣けると評判の
「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦」だ。口コミで集まった参加者は上映開始前からハンカチを手にしたり、
「今日は泣きますよ」と宣言しあったりするなど、泣く準備は万端整った様子。映画が始まると、周りを気にすることなく涙を流していた。
この日が初参加だった神戸市のピアノ講師奥村真依子さん(34)は
「普段はつらさを耐えて泣くことはあるけど、今日は前向きな涙を流せた気分」。京都市の自営業山田佳樹さん(49)も
「映画館で1人で泣くのは気恥ずかしい。心おきなくみんなで泣ける場があるのはありがたい」と晴れ晴れとした表情で話した。
これまで上映した作品は「ALWAYS 三丁目の夕日」や「いま、会いにゆきます」「アイ・アム・サム」など、
泣ける映画の代表作とされる作品がずらり。お互いに感動的な映画情報を交換し、大阪を中心に東京などでも開催している。
会費は毎回異なるが、500円~千円程度。「みんなで泣こう会」に関する問い合わせは乾さん(ソース元参照)まで。
▽ソース:朝日新聞(2009年11月04日)
URLリンク(www.asahi.com)
▽公式HP:
八つ当たりどころ
URLリンク(www.yatsuataridokoro.com)
▽画像:
ロッキーなど映画のテーマ音楽が流れる中、皿をぶつける=東京・多摩のショッピングセンター
URLリンク(www.asahi.com)
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