09/11/01 05:35:48
大正期の小麦粉を再現して作ったうどんと、国内外の2種の小麦を融合して作った小麦粉「讃岐プレミアム」の
最新バージョンを使ったうどんを食べ比べて違いを味わってもらおうという催しを、
香川県坂出市の製粉会社「吉原食糧」が11月3日に開く。
さぬきうどんの“原点”といえる大正のうどんと、開発の最先端にある小麦粉のうどん。時代をかみしめて―。
「さぬきうどんタイムカプセル」と銘打った催しで、一昨年から始めている。食べ比べできる2種類のうち、
1920年代の大正期を再現した方の小麦粉は、製粉所の古い帳面(大福帳)に記録が残る
「100グラムの小麦から70グラムの小麦粉」といった歩留まりの記述を基に石臼でひいて作った。
皮などが含まれており薄い茶色に。ただ小麦は「さぬきの夢2000」を使っているため、
出来上がっためんは大正期よりも程良いこしをもっている。
そばを思わせるような野性味が特徴と言えそうだ。
もう一方の「讃岐プレミアム」の最新粉(未発売)で作ったうどんは近未来の2020年を想定している。
めんの周りにはもちもち感、中心には弾力性があるという近年好まれる食感で、洗練された味わいと言えそうだ。
さぬきうどんの歴史を調べ、6月に本も出版した同社の吉原良一社長(52)は
「小麦粉の開発にはまだ色々な可能性がある。約100年の間にうどん粉が
どのような時代性をもって変わってきたのか、実感して欲しい」と話している。
催しは11月3日午前10時から坂出市林田町の吉原食糧の製粉工場で。
2種のうどんは各100円で先着700人まで。
▽ソース:朝日新聞(2009年11月01日)
URLリンク(www.asahi.com)
▽公式HP:
吉原食糧株式会社
URLリンク(www.flour-net.com)
▽画像:
うどんの過去と未来。色などに違いがある
URLリンク(www.asahi.com)
URLリンク(www.shikoku-np.co.jp)
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