09/09/26 23:40:45
ヒノキ成分を10%含む「ひのき木綿」を使ったジーンズを、木材加工の
木原木材店(多可町)が、大学や商工会との産官学連携で開発した。
さわやかなヒノキの香りがほのかにするのが特徴で、同社は「国産間伐材の
有効利用につなげたい」としている。
同社が、今年4月から、神戸芸術工科大学ファッションデザイン学科の野口正孝教授
や多可町商工会と、共同研究を進めてきた。
ヒノキのおがくずと樹皮を0・5ミリメートル以下に粉砕し、無農薬栽培の綿に約30%分
混ぜ込んで、糸を紡ぐ。布に加工するとヒノキ成分が10%程度に減るが、仕上げに
ヒノキから抽出したオイルを使うことで、香りが残る。ヒノキの防臭・防虫作用や、
香りによるリラックス効果が期待できる。
ジーンズ用の布は、ヒノキ糸を横糸に、染色材インディゴで染めた糸を縦糸にして
織り上げた。10回程度の洗濯なら香りが残るといい、林業関連のイベント会場や
同社ホームページ上などで試験販売する予定だ。
同社の木原さんは「異業種の取り組みで、間伐材の活用を進めたい」と期待を寄せる。
ソース
URLリンク(www.kobe-np.co.jp)
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