09/08/12 01:50:46
歯の手入れをする機会が少ないホームレスの口のケアをしようと、九州大学病院の歯科医や同大
歯学部生でつくる「ふりーでんす福岡」(久保敬司代表)は11日、久留米市の小頭町公園であった
炊き出しで、集まった人に口中の検診をした。
ふりーでんす福岡は2006年に結成。戦争でけがをした子どもを預かるドイツの国際平和村で、
口中の検診や歯磨き指導を行ってきた。今回は「国内でできることをやろう」と、久留米越冬活動の
会が行っているホームレス支援の炊き出しに初めて参加した。
この日はメンバー13人が、集まった数十人の口の中の状態や、口腔(こうくう)がんの疑いがないか
などをチェック。「歯がぐらぐらする」「歯茎から血が出る」などの相談を受けた。また、約100本の歯ブラシを配った。
検診を受けた男性(62)は「今までは痛い歯はペンチで抜いていた。20年ぶりくらいに歯を診てもらって
よかった」。メンバーの同大歯学部4年、安藤かすみさん(22)=福岡市東区=は「口のケアは継続す
ることが大切。勉強をさせてもらうつもりで、ケアを定期的にやっていきたい」と話していた。
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