09/06/19 00:43:38
■女性「経済・精神的な安定」
男性「好きな人と一緒に」
「女性は安定を求め、男性は夢見がち」「子育てと仕事の両立はやっぱり難しい」。
少子化対策や育児支援の施策づくりに向け、県は県民意識調査の結果をまとめた。
結婚や子育てに対する考えは、男女間で異なるものも多いが、厳しい雇用や経済的理由を
挙げる人は増えており、晩婚化や少子化の一因となっていることが浮かび上がった。
(明楽麻子)
調査は昨年9月、選挙人名簿から無作為抽出した県内の20~49歳の男女計1万人を
対象に実施。4209人(42・1%)が回答した。内訳は男性1310人、女性2897人、
性別無回答2人。
「結婚のイメージ」について、女性は「経済的・精神的に安定する」との回答が最も多く、
41・7%を占めた。一方、男性は「好きな人とずっと一緒にいられる」との回答が43・2%で
一番多かった。
「晩婚化の原因」について尋ねたところ、全体では「女性に経済力がついたから」とする
回答が40%を占めた。さらに「定職に就かない若者・非正規雇用の若者が増えたから」との
答えが03年8~9月の前回調査から約17ポイント増の32・1%となり、厳しい雇用情勢を
反映した形になった。
男女別では、男性は「若いうちは趣味や娯楽を楽しみたいと考える人が増えた」が38・1%と
最多。次いで「定職に就かない若者・非正規雇用の若者が増えたから」が37・6%に上った。
女性は「女性に経済力がついたから」が43・8%で最も多かった。
「理想の子どもの数」については、「3人」が44・1%(男性36・8%、女性47・5%)で最も
多かったが、実際に持つつもりの数は「2人」が47・6%で最多。「子育てにお金がかかる」との
理由が58・1%を占めており、支援策の充実が求められる。
子育ての環境面について、「仕事と育児の両立は困難」とした人は35・1%(男性24・9%・
女性38・4%)に上り、なかでも20~30代女性の4~5割が「困難」とした。
また、「配偶者の育児への協力が不足している」と答えた人の割合も、男性の5・7%に対し、
女性は14%。女性の育児の負担感が大きいことをうかがわせた。
県子育て支援課は「男性の子育て参加はまだ少ない。男性が子育てに取り組めるよう、
社会全体に啓発していきたい」と話している。
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