09/06/09 15:01:00
阿賀町の上条小学校の児童らがこのほど、阿賀野川支流の常浪川でアユの稚魚
約2万匹を放流した。地元の東蒲原郡漁協の組合員ら7人が「子どもたちに川に
親しんでもらいたい」(同漁協の野村竹秀副組合長)と実施した。児童たちは「そうっとそうっと」
「優しく、優しく」と声を掛け合いながら川に放した。
同漁協が加盟する阿賀野川漁業連合会が毎年実施している。放流された体長8センチ
ほどの稚魚は、村上市でふ化したアユを同漁協が育てた。
放流には同小の1~3年生ら児童33人が参加。失神したり川岸に引っかかったりする
稚魚もいたが、元気を取り戻して清流をスイスイと泳ぎ出す姿に、児童たちは「うわあ」
「きゃーっ」と声を上げ、目を輝かした。
同小の1年生(6)は「アユ(の感触)はいい気持ちだった。『バイバイ』って言って優しく
放してあげた」とにっこり。
同漁協の野村副組合長は「約12万匹放流した昨年はたくさん上って来てくれた。
昨年と同じくらい今年も放す予定。ゲリラ豪雨などで大水が出て川が荒れると居着かないで
流れていってしまう。天候が安定してくれれば」と期待を込めた。
新潟日報:URLリンク(www.niigata-nippo.co.jp)
画像:上条小児童らがアユの稚魚を放流した=阿賀町豊川の常浪川
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