09/05/24 15:45:04
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発売された炭酸飲料水「昭和のパレード復刻版」
駄菓子卸売りなどの東北食産が、炭酸飲料水「昭和のパレード復刻版」を発売した。
南東北３県で４０年近く人気を集めたパレードは２００５年ごろに販売を休止したが、根
強いファンの声の後押しを受けて復活した。
復刻版は１０種類あった商品のうち、人気が高かったブルーハワイとメロンソーダの２
種類を用意した。３３０ミリリットルのガラス瓶入りで参考価格は１２０円。主に宮城県内
の個人商店、スーパーマーケットなどで販売している。
パレードは、全国の町工場で組織する団体が１９６５年、統一ブランドとして開発した。
瓶を共同購入してコストを抑えるなど提携のメリットを生かしながら、地域ごとに製造し
ていた。
東北食産は７０年ごろに販売を始め、最盛期の７５年ごろには、宮城と山形、福島の
３県に年間１００万本を出荷した。瓶を回収する輸送費がかさんだほか、個人商店の衰
退で出荷量が年々落ち込み、販売をやめた。
最近、３０―４０代のファンから販売再開を求める声が寄せられた。消費者の記憶か
ら商品名が消えないようにとの思いもあり、復刻版発売を決意。輸送費の問題は、瓶を
１回きりの使用にすることで解決した。
緑川社長（３９）は「昔懐かしい昭和の雰囲気を感じてほしい。子どもにも新鮮な商品
として親しんでもらえると思う」と話している。
▲河北新報社（日本語）2009/05/24
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