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かごをくわえ、マウンドにボールを届ける金太郎
前期も終盤にさしかかった四国・九州アイランドリーグ（ＩＬ）。激しい優勝争いを繰り広げ
る選手を支えるのは、スタンドから送られるファンの声援だ。応援団やチアリーダーに加え、
ブログで紹介したり、愛犬がマウンドにボールを運んだり。試合を盛り上げ、選手とともに
頂点を目指す姿を紹介する。
◇
ホームゲームの始球式で、犬の金太郎がボール入りのかごをマウンドまで運ぶ。「金太
郎がボールをこぼさずに運べたら勝つ」と言われており、チームにとっては勝利をもたらす
“大物ルーキー”だ。
スタンダードプードルの雄で６歳。ファンの山口さん（５８）の飼い犬で、約２年前、佐世保
市で行われた試合の始球式で出演させたところ、選手や観客らに大好評。その後、球団
の依頼を受けて昨季はホームの４０試合中２４試合に「登板」した。
かごを忘れてマウンドまで走る失敗をしても、観客には大好評。今季はついに正式入団
し、「ワンワン」にちなんだ背番号「１１」のユニホームを着込む。記念撮影を求められても、
撮影中は行儀良く座っている。「これも自分の仕事と思っているようだ」と山口さん。「今後
はボールを運ぶパターンを増やし、もっとお客さんを笑わせたい」と話す。
▲読売新聞（日本語）2009/05/23
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