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【さくら】氏家を拠点に活躍する音楽家落合崇史さん(30)が、市内に伝わる昔話を題材にした
歌劇「さくら姫」を創作した。将来は本格的なオペラに仕上げる構想で、今回は「第一話」の設定だ。
お披露目となる八人編成の歌と演奏によるギャラリーコンサートが二十九日午後二時から、
氏家の市ミュージアムで開かれる。
「さくら姫」は、宇都宮氏の出城だった勝山城の落城の悲話に基づいた昔話「雪姫・紅葉姫」から
着想した。昔話に登場する妹の紅葉姫を「さくら姫」とし、身投げした姉の雪姫も実は生きているとの
設定で物語が展開される。
落合さんは、東京芸術大音楽学部作曲科に在学中、歌劇の習作を二作つくった。当初から
総合芸術である創作オペラの構想を温めていた。「何か地元とかかわりのある題材を」と
インターネットなどで探すうち、今回の昔話に出合った。
市内で初めて開催した昨春のコンサート後、住民らと交流を通じる中でイメージが膨らみ、
内容が固まってきたという。
発表される第一話は約十曲からなる。作詞作曲、語りの内容はすべて落合さんのオリジナル。
ピアノやバイオリンの演奏をバックに、真岡市在住のソプラノ歌手白滝しろたきはる奈なさん、
佐野市出身の山田亜寿香やまだあすかさん(東京)の二人が歌う。
落合さんは「最終的にはオーケストラ、合唱の演奏も地元にこだわったオペラにできたらいい。
地元の歴史を再確認するきっかけになったらうれしい」と話す。
入場無料。問い合わせは同館。
▽ソース:下野新聞 (2009/04/26 05:00)
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