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脳科学者の茂木健一郎氏とカネボウ化粧品基盤技術研究所・製品開発研究所は14日(火)、
共同プロジェクト『化粧・美×脳科学』の研究成果第1弾を発表した。自分の顔を見た時の脳活動は、
素顔とメイク顔で異なるほか、自分の素顔を見ると、快楽や喜びを感じた時に放出される神経伝達物質
「ドーパミン」が放出されることがわかったという。
同プロジェクトは2007年7月より開始。脳科学の分野から「美の本質」や「化粧の本質」を研究している
という。今回の研究は“素顔とメイクをした時の、自分の顔に対する認知活動の違い”を調べるもので、
脳活動の変化を検証するため、fMRI(機能的磁気共鳴映像法)を用いて測定している。
自分のメイク後の顔を見た時の脳反応については、素顔を見た時に反応しない右脳の紡錘状回
(ぼうすいじょうかい)が活発に活動。この部位は“他人の顔を見た時に特徴的に活動する”と
いわれていることから、「脳は自分のメイク顔を客観的に捉えている」ことが新たに分かったという。
また、自分の素顔を見ると“報酬を期待して働く”とされている部位、尾状核(びじょうかく)が活発化して
脳内にドーパミンが放出されることも発見。素顔を見ることで “メイクをしてきれいになった自分”や
“社会的に認められる自分”を想像し、期待感や意欲を湧き上がらせているという。
URLリンク(beauty.oricon.co.jp)
ORICON STYLE (URLリンク(www.oricon.co.jp))2008年10月15日