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時に傷の伝播は致命的だった。ジョイス・クロミンスキー夫人はオーストリアの雑誌「トゥルース」に彼女の双生
児姉妹であるヘレンとペグのことを書いている。ある晩の11時15分にヘレンは目覚め、蒼白に
なって叫び声を上げ、胸に恐ろしい痛みのあることを訴えた。両親は救急車を呼んだが、
彼女は病院へ行く途中で亡くなった。同じことがペグにもおきた。ヘレンが目覚めたちょうど
そのとき、彼女は交通事故に遭っていたのである。ハンドルが彼女の胸に食い込んでいたのだ。
5歳のシルビア・ランダがアイロンかけでやけどすると、彼女の双生児姉妹のマルタは20km離れていた
のに痛みを覚え、、2人は右手に傷を残すことになった。同じ5歳のジェーン・ウィルキンソンは転ん
で鼻を傷つけたが、双生児のクレアは鼻血をだした。13歳のヘレン・フライは祖母と買い物に行き、
ふらふらしだしたと思うとぼうっとしてきたので家へ連れ帰られたが、そこで長椅子に寝
込んだ。彼女の双生児であるロレインは病院で軽い手術を受けていたが、二人とも麻痺を経験
した。アラン・リッチモンドは膝を何箇所も痛めたが、彼の双生児兄弟アーサーは膝の痛みを覚えた。
アン・マシューの妊娠が日時を経てくると。、双生児姉妹のルース・ハーベイは体重が増し、早朝に吐き
気を催した。彼女は陣痛も同じように体験した。
2卵生双生児も、遺伝的には普通の兄弟や姉妹と同じであるにもかかわらず、痛みの伝播を
経験する。イボンヌ・グリーンが子供を生んだ2回とも、480kmはなれたところにいた彼女の双
生児兄弟クリストファー・グールは陣痛を覚えた。また警官だったクリストファーが騒ぎで腕に負傷すると、
イボンヌは転倒し、手当てを受けるため入院しなければならなかった。