09/04/13 09:50:21 NAoYRVCs
>>847
ん? どこが?
残効性=残留性&使用日数制限の長さではないよ。
予防薬の例:有機硫黄系薬剤(ジマンダイセン・ビスダイセン(ペンコゼブ)・サニパー等)
使用日数制限は長め、浸透移行性無し、散布は比較的高濃度、価格は低価、
耐候性(雨以外に光り温度含む)を考慮し効果の持続は7日前後、耐性菌の発現性低、効果は汎用的(広範囲)。
考え方としては、効果が無くなる前(暦に効果の隙間が出来る前=罹病する前)に繰り返し散布。
治療効果の有る薬の例:DMI剤(スコア・マネージ等)やベンズイミダゾール系
(ベンレート・トップジン)
使用制限日数は前者に比べて短めのものもある。浸透移行性有り、散布濃度は低濃度、
価格は高価、効果の持続は14~21日前後(DMI剤)、耐性菌が発生するので連用は避ける、
効果は選択的(特定の病気を狙い撃ち)
考え方としては、効果の隙間を作っちゃった時(発病後)に神に祈って散布。
罹病して潜伏中の菌も同時に抹殺。予防薬だと感染してれば発病しちゃう。
と、違う果樹だが、農薬講習会では↑のような講義を受けてる。
作用と使用の考え方は果樹同志で変わりないと思う。
使用制限日数と残留性・残効性の関係については、
前者が化学農薬としては比較的古く物が多く、再度検定を通すのに高額な費用が必要になる事と、
代わりに使える農薬が出ている事で、一部の基幹農薬を除き長めになっている“側面”もある。
べと病の場合、基幹体系はジマンダイセン等の予防薬で組み立てて、
発病しちゃったら高価なリドミルやホライズンを使ってねと防除歴に有ると思うが。
ま、自分で実証した事ではないので、自信持っては断言できないが、
もし何か間違いが有ればぜひ御教示願いたい。
嫌みでもなんでもなく、本当に勉強になるし、実際活かせることも分かるから。