08/12/05 00:25:55 Id0k5KyC
>>95
江戸初期に出雲の阿国が四条河原でうった興行は「ややこ踊り」というバライテーショーでした。
きれいな娘たちが、赤子のようにくねくねと踊り、色香に迷った客を別の小屋に誘導して別のサービスで、
その日その日のなりわいを立てていました。売春です。
これが歌舞伎の原点です。
その後、幕府により風紀紊乱のかどで娘歌舞伎は完全に禁止されました。
仕方なく青少年の役者を使う若衆歌舞伎が考案され、一世を風靡しましたが、
今度は若い女性が狂乱し、役者買いが横行し、それも幕府から禁じられました。
最後に、特別に中年男性だけで興行する「野郎歌舞伎」のみがかろうじてゆるされました。
今のかぶきが、女性を入れずほとんどおっさんだけで演じるのは、その流れによるものです。
しかしながら、この「野郎歌舞伎」までも、役者買いの狂乱を招いたのでした。
挙げ句の果ては江戸城をゆるがす大事件までひきおこしました。
江島生島事件 URLリンク(ja.wikipedia.org)
このように あの歌舞伎でさえ、SEXや愛を買うという倫理の背反を背負ってきたのです。
役者は生きる為に「売り」客は「SEXや愛」買ってきたのです。
芸能活動とは、SEXALISMとECONOMYとはどうしても切り離せない関係の宿命をもっているようです。
さて わたしも>>95さんと同じ事を口にします。買うな売るなと。
が、わたしは知っています。
----人は生きる為にはなんでもするということを----
----人は愛されるためにはなんでもするということを----
その人間の本性を本気でわらうことは、わたしには出来ません。