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河北新報ニュース
エル・パーク仙台の存廃検討 戸惑い不安広がる波紋
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演劇公演などが盛んに行われているエル・パーク仙台のギャラリーホール
仙台市が新年度、男女共同参画推進の拠点施設「エル・パーク仙台」
(青葉区一番町4丁目)を、廃止も含めて検討する問題が、
文化団体や女性団体に波紋を広げている。中心部の商業施設内にあり、
交通の便が良い施設は、演劇などの芸術や市民活動を支えているからだ。
関係者は議論の行方に戸惑いや不安を隠せずにいる。
エル・パーク仙台ギャラリーホールで14、15日、
在仙劇団の公演が開かれた。観客の女性会社員(29)は
「エル・パークにはよくダンスを見にくる。街中で便利。仕事帰りでも寄れる」
と話した。
市はJR仙台駅前にある男女共同参画の姉妹施設「エル・ソーラ仙台」
との一本化に向けた検討を始める。人件費を含む年間の維持管理費は
エル・パーク約2億4700万円、エル・ソーラ約3億1300万円。
施設が2館あり、効率的な行財政運営などの観点から見直しを議論する。
ただエル・パークは二つのホール、一般開放された市民活動スペースなど
多様な機能を持ち、幅広い市民に利用されている。
特にホールは演劇や音楽の発表拠点だ。
2004年度の年間利用者数はエル・パーク約19万人、
エル・ソーラ約20万人でほぼ同数。ホールなど有料部分に限ると
エル・パークが16万人で、エル・ソーラの3倍強に上る。