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大学生活の記念品、卒業アルバムを購入する学生の割合が、女子大は高く、
共学は低い傾向にあることが分かった。集合写真のほかスナップ写真を掲載したり、
ゼミのページを設けたりと、内容はそれほど違わない。購入率に差が出る背景には、
思い出に対する男女の“温度差”などがあるようだ。
大学の卒業アルバムは希望者が注文する形式が多い。一冊一万-二万円が相場で、
学生の実行委員会や大学生協などが発行している。
過去五年間で、平均約八割の学生がアルバムを購入している神戸女学院大。
個人写真の撮影にふだん以上のおしゃれをする学生も多く、担当者は「思い出や友情の証しを
大切にしているのでは」と話す。
東京の聖心女子大は、卒業生全員にアルバムを配布する。「規模が小さいので学生同士の
結びつきも強い。希望制にしても、買わない学生はほとんどいないでしょう」と言い切る。
女子大に対し、共学のアルバムへの関心は低調で、購入者が半数に満たない大学も多い。
購入率が四割を切る神戸大の生協は「『うちの子はいらないと言うが、記念にほしい』というのは、
決まって男子学生の親」。購入率を下げる一因が男子にあるとみるのは関西大も同じで、
「男子学生は思い出の大切さに気づいていないのでは。卒業後に『買っておけば』と後悔するのでしょう」
と苦笑する。
中には製作を取りやめる大学も。流通科学大は二〇〇二年春を最後にアルバムを出しておらず、
「希望する学生が少ないと、単価が高くなってしまう」と残念がる。
関西学院大で卒業アルバムの製作にかかわる商学部四年の長田麻紀子さん(22)は「アルバムは
自由な時間や友達との記憶を懐かしむことができる宝物」と表現。「四年間の思い出に男女差はない。
男子学生も手元に置いておけば、将来きっとよかったと思うはず」と話している。
ソース:神戸新聞
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関西の主な大学の卒業アルバム購入率
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