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障害者とは『害のある人』という意味ではなく、『社会から害を背負わされている人』ととらえるべきです - 暇つぶし2ch1:ぽキール星人φ ★
09/03/02 17:45:48 0
「障害」→「障がい」

昨秋、1週間前と後で本欄の表記を変えました。読んでいた1冊の本に影響されたからです。
4歳の時、交通事故で両腕を失った小島裕治さん(80年生まれ)=愛知県西尾市=が書いた
「足でつかむ夢」(ブックマン社)です。

夢とは何か。中学教師です。両足を使って黒板に字を書き、パソコンも使います。前向きな
小島さんもハンディと向き合うまでには激しい葛藤(かっとう)がありました。その小島さんが本で
「障がい」と表記していたのです。これまで私は紙面で無意識に「障害」と書いてきましたが、
「言われる方は嫌に違いない」と気づいたのです。

「障害」は本来、「障碍(がい)」と表記されていました。「妨げ」などを意味する「碍」が当用漢字外のため、
同じ音の「害」が当てられたようです。「碍」の本字は「礙」で、大きな岩を前に人が思案して悩んでいる
様子を示したものです。

「障害」表記を使う県は昨秋に県民世論調査をしました。公文書などで「障がい」と改めることについて、
賛同意見は1割にとどまりました。「障害」のままでいいという人は43・2%でした。その理由は、
表記ではなく使う人の気持ちの問題(45・9%)▽言葉が定着(29%)--などです。

県によると、「障がい」表記は07年に条例で定めた山形県をはじめ、10道府県が導入しています。
また、韓国では、「障礙人」と漢字表記し、「障害」とは区別して使われているようです。

4歳の時の事故で、てんかん発作のある山崎利忠さん(34)=高知市=は即座に言います。
「『障害(がい)者』という言葉自体おかしい。誰かと比較されて言われているみたい」。母洋子さん(60)も
「親たちは『障害(がい)』という言葉を使いませんね」。「障がい者」と区別せず、同じ一人の人間だという
当然過ぎる感想です。細かい表記にしか目が行かなかった思慮の浅さを恥じました。

筋ジストロフィーを患い、人工呼吸器を使う高橋真子さん(25)の意見には、返す言葉がありません。
「辞書で『障害』を引くと、『妨げ』と出ます。障害者は社会の妨げになるんでしょうか」。「障害(がい)」
という言葉自体がおかしいので、表記にはこだわらず「障害」と書いています。

逆に「障害」と表記すべきだという意見もあります。高田短期大(津市)人間介護福祉学科の千草篤麿教授は
「障害者とは『害のある人』という意味ではなく、『社会から害を背負わされている人』ととらえるべきです。
安易に『障がい』とすると、社会から背負わされている『害』が軽減されたと錯覚してしまう」と指摘します。

考えれば考えるほど、奥が深い問題です。これでいいという正解は見つけられていません。肝心なのは、
障がいがある人が暮らしやすい社会を作ることです。表記だけ工夫して良かれとせず、その根っこにある
問題を忘れないでおきたい。悩んだ末の今の思いです。

ソース:毎日jp/高知
URLリンク(mainichi.jp)


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