09/01/22 13:45:07 0
日々、事件取材をしていると、インターネットが関係した事件が多いことに気付く。
ネットが私たちの日常に深く根ざしていることを実感する。
単純に遠ざけても問題の解決になるとは思えない。
どのように付き合っていくかを、真剣に考えなくてはいけない
▼参考になるのが、昨年出版された平野啓一郎氏の「決壊」という小説だ。
実際の事件をほうふつさせるような連続殺人事件が出てきて話題になった。
ネットと現代人の関係を深く考えた作品だった。グロテスクな心理描写も多いが、
これも現実の一部なのだろうと思わされることも多かった。小説家の想像力は、
私たちが日常的に見ない世界を目の当たりにさせてくれる
▼ところで小説中に、本筋とはまったく関係ないが、毎日新聞が神奈川県警から
スクープするという場面がある。作者はどのような意味を込めて
このディテールを書いたのだろうか。県警担当記者として、少し気になる。
URLリンク(mainichi.jp)