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大阪市西成区のあいりん地区で、約30年前から市道を不法占拠し、覚せい剤密売の温床にもなっている居酒屋の「屋台街」で昨年11月、一部が全半焼する火災があり、市や西成署が、焼失部分をフェンスで囲って新たに屋台を設置できないようにする対策を取り始めた。
これまで市は事実上放置してきたが、火災を機に重い腰を上げた格好。一方、愛着を持つ日雇い労働者らから反発も予想され、全面撤去までには紆余(うよ)曲折がありそうだ。
市立萩之茶屋小(西成区萩之茶屋1)東側の塀沿いの約50メートルに並ぶ屋台は、大半が約10平方メートルの木造平屋。赤ちょうちんを下げ、カウンターで酒やつまみなどを労働者らに提供するが、市道(幅員8メートル)に立ち、車は通れない。
市建設局や同署によると、1980年頃から立ち始め、店主は家賃として月5、6万円を“大家”に支払って営業。現在は14軒が並んでいるという。
正規に契約して電線を引き込み、食品衛生法に基づく営業許可を受けている屋台もあり、市は「撤去させても周辺で営業するだけ」などと対応に苦慮。
昨年5月、暴力団幹部らが覚せい剤を密売していた屋台が摘発され、同小の関係者や周辺住民から市に対策を求める要望が急増していた。
火災は昨年11月27日に発生。同署によると、漏電が原因とみられ、閉店後の4棟が全半焼し、同小の校舎2階の窓ガラス5枚が割れた。
同署から連絡を受けた市職員10人が焼け跡にフェンスを設置し、立ち入りを禁じている。
市では今月中に対策チームを設置予定で、残りの屋台についても「撤去を含め、早急に対応を協議する」としている。
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
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