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2009年1月5日の時事通信によると、「古い無料ソフトウェアを探すため」
ファイル交換ソフトを使用していたと、職員は述べたとのこと。
だが、ATOKをはじめ「古い無料ソフトウェア」でないものも取得している。
アダルト関連を大量に取得していたことの言い訳としては、あまりにも苦しい。
一方、職員の妻に当たる人物の石鹸販売業にも薬事法違反疑惑が浮上している。
東京都江東区白川2丁目の「石鹸生活」という業者で、職員の妻が販売責任者となっている。
「家庭から出るてんぷら油などの廃油を原料に水と苛性ソーダだけで炊き上げた昔ながらの石鹸」
とのことで、ページのトップには「赤ちゃんにもママにも優しいリサイクル無添加石鹸(石けん)」と書かれている。
手作り石鹸の問題は、以前から指摘されている。
例えば日本石鹸洗剤工業会HPには、「“手づくり石鹸”では法律違反にも注意」との警告がある。
手作り石鹸を使用して顔が腫れたといった問題が発生しているとのことで、「友人にあげたりすることも、
トラブルを避けるためにやめたほうがいいでしょう」と注意を呼びかけている。
上記HPによると、薬事法の対象である化粧石鹸の製造・販売には厚生労働大臣の許可が必要で、
薬用石鹸は医薬部外品として製造承認や成分に関する規定があるという。
薬事法の対象外である台所用及び洗濯用石鹸も、家庭用品品質表示法の対象とのこと。
手作り石鹸に関して、「赤ちゃんにもママにも優しい」などという無根拠かつ
曖昧な記述に基づく販売は、法的に問題があるということだ。
しかも、石鹸生活の商品は、長野県松本市の「社会福祉法人ちくま」が「製品包装・発送を、
「就労継続支援事業所ちくま」の作業として提供」することを目的に製造・販売しているものと同一である。
それらを転売していた模様で、ちくまの約2倍の価格だ。
転売とは知らずに石鹸生活から購入していた、といった声もネット上に書き込まれている。
探偵ファイルでは6日、ちくまに電話取材した。
その結果、ちくまに無許可で石鹸生活が転売を続けていたことが判明した。
ちくまには数件の販売契約先があるが、その中に石鹸生活は含まれていないとのこと。
転売の実態について、ちくまではこれまで全く把握していなかったという。
不正行為でも発覚しなければ問題はないという認識は、夫婦に共通のものだったようだ。
URLリンク(www.tanteifile.com)