08/12/29 23:40:01 0
日本のNPO法人が編集した日本語教材が中国で今秋出版されたが、原本に史実として収録
されていた「旧日本軍医が多くの中国人を助けた」との内容に対し、中国側が「問題がある」と
して削除していたことが29日までにわかった。
中国では愛国主義教育の一環として、日本軍の残虐さを誇張して描写した書籍が大量に出版
されており、こうした日本軍のイメージと矛盾しているため中国側が難色を示したとみられている。
この日本語教材は、北京の大手出版社「外語教学と研究出版社」が9月に出版した「日語読庫」
で、日本のNPO法人、日本語多読研究会(本部、東京)が外国人向けに編集した「日本語多読
ライブラリー」(アスク出版)を原本にしている。
日中の両出版社は当初、同じ内容の掲載を前提に話を進めていた。ところが、中国側が突然、
変更を求めてきたという。
この教材にはもともと、「雪女」「走れメロス」など日本のおとぎ話や短編小説、伝記など5つの
文章が収録されていたが、中国側が問題視したのは「永井隆、原爆の地 長崎に生きて」という
文章だった。
長崎に原爆が投下された後、自分も被爆しながら、多くのけが人を治療した医者、永井隆氏の
生涯をつづった文章で、1937年に永井氏は軍医として中国に赴き、日本人だけではなく、
病気や負傷をした中国人を多数治療したことも紹介されている。
そのうち、「1939年には1年間で4000人の中国の人々を助けた」などの部分について、中国の
出版社が「記述に問題がある」として日本側に手直しを求めてきた。
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
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