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難病・原発性硬化性胆管炎(PSC)の川口秀夫さん(43)=生駒市、会社員、
休職中=の海外での肝臓移植手術を目指す「川口秀夫君を支援する会」
が18日、記者会見し、募金への協力を呼び掛けた。【高橋恵子】
川口さんは、今年6月10日、出張していた東京の宿泊先で突然倒れ、
食道静脈瘤(りゅう)破裂と診断された。検査の結果、PSCが原因の末期の肝硬変に
なっていることが発覚。現在、通院しながら自宅で療養している。
PSCの原因は詳細不明で、肝臓を移植するしか根源的な治療法がない。
親族から生体肝移植した場合は再発率が高く、妻は血液型が違うためリスクがある。
国内では脳死による提供者が少ないため、海外で移植を受けることを決めた。
渡航先は未定だが、海外では保険適用されないため、渡航費や滞在費を含めて
約7500万円かかる見込み。川口さんの友人や会社の同僚らが費用を集めるため
先月18日に会を発足した。既に、大阪府内で募金活動を実施している。
妻と2人の子どもがいる川口さんは「死ぬことは家族への責任放棄。移植によって
命を受け継がせてほしい」。豊田弘治代表(46)は「来年には移植のために渡航
できるようにしたい」と協力を求めた。
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