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論文問題の田母神・前空幕長、11日に参考人招致へ
参院外交防衛委員会は6日、昭和戦争などに関して政府見解に反する論文を発表して更迭された
田母神(たもがみ)俊雄・前航空幕僚長(3日付で定年退職)を、11日の委員会で参考人招致し、
質疑を行うことを全会一致で議決した。
参考人質疑は、田母神氏のほか、浜田防衛相、河村官房長官、中曽根外相の3閣僚が
出席して行われる。野党側は、田母神氏に対し、歴史認識や、問題発覚後に自発的な
退職に応じなかった経緯、退職金の自主返納の意思などをただす考えだ。政府に対しても、
田母神氏を空幕長に任命した責任や、幹部自衛官の人事・教育システムなどの問題点を
改めて追及する。
与党は当初、田母神氏の参考人招致について、「同委での新テロ対策特別措置法改正案の
審議とは関係ない」と、反対していた。しかし、6日の自民、民主両党の協議で、民主党側が
参考人招致の実施後、同改正案を採決することに前向きな姿勢を示したため、招致を容認した。
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