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福岡県警は２７日、福岡市中央区の寺院の土地を不正に取得しようとしたとして、
有印私文書偽造・同行使と電磁的公正証書原本不実記録・同供用の疑いで、
経営コンサルタント業裴彦守（はいげんしゅ）容疑者（６１）＝同区平尾３丁目＝
と会社役員江本信也容疑者（３４）＝同＝ら４人を逮捕した。
調べでは、４人は同区の寺院の代表権を得て、寺院所有の土地約１２００平方メートル
の所有権を不正取得することを計画。昨年４月「江本信也を寺院の代表役員代務者に
選任した」などとする虚偽の議事録や同意書を作成、福岡法務局に提出し虚偽の
法人登記をさせた疑い。
さらに同１２月には「寺院所有の土地の所有権を売買により墓地販売会社に移転した」
とする虚偽の所有権移転登記申請書などを作成し、福岡法務局に提出して虚偽の
登記をさせた疑い。
県警によると、４人は寺院の檀家（だんか）など関係者の署名や印鑑を偽造し、
虚偽の議事録などを作成していた。京都の総本山には代表役員代務者を
選任したとの虚偽の上申書を送っていた。土地取得の際に使おうとした墓地販売会社
はペーパー会社とみられるという。県警は暴力団が関与した疑いがあるとみている。
＝2008/10/28付 西日本新聞朝刊＝
ソース：西日本新聞 2008年10月28日 00:09
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