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●マルチ擁護で消費者大臣の資格ナシ
千葉県の小6男児が給食のパンをのどに詰まらせ窒息死した。これで改めて分かったのが、
こんにゃくゼリーを血祭りに上げた野田聖子消費者担当相の浅はかさだ。
正義の味方を気取ったつもりだろうが、逆にどんどん「やりすぎだ」の声が強まっている。
野田大臣は今月2日、1歳男児窒息死事故の原因となったこんにゃくゼリーの
マンナンライフ会長らを内閣府に呼びつけ、「(従来の)小さな警告マークのみの商品は
自主回収し、イチから出直すことも考えては」と圧力をかけて製造中止に追い込んだ。
95年以来、こんにゃくゼリーをのどに詰まらせ死亡した事例は17件あるが、マンナン製は
たった3件なのにである。売り上げの3分の2を占める主力商品に政府からイチャモンを
つけられたらマンナン(群馬県富岡市)は食い上げだ。
マンナンには、野田大臣の動きに反発した消費者から連日、電話やメールで激励が
寄せられ、ネット上では製造中止反対署名が2万3000人を突破した。マスコミの論調も
次々と「マンナンはかわいそう」と変わっている。
「業界団体に注意を促すのならともかく、野田のやり方はスタンドプレーが過ぎる。
会長を務める自民党消費者問題調査会でゼリーの硬さなどを法規制する方針をまとめ、
本人は意気揚々ですが、そもそも、幼児向きではない食べ物を凍らせて与えた大人にも
問題がある。野田の論理でいけば、パンで死者が出ればパンも規制するということになり、
バカバカしい限りです」(自民党関係者)
しかも、ゼリーによる窒息死は相対的に少ないのだ。厚労省によると、06年に食べ物で
窒息死した人は4407人。原因は断トツにもち、米飯、パンなどの穀類が多かった。
野田大臣は「もちはのどに詰まるものという常識を多くの人が共有している」と
言い訳しているが、米飯やパンがここまで危険であると知っている国民がどれほど
いるというのか。
民間企業をいじめて消費者を味方につけようと大騒ぎしてみせた野田大臣だが、
その後にマルチ商法を称賛していたことがバレてしまった。
「それだけで消費者行政担当大臣の資格はない。何を言っても説得力ゼロです」
(政治学者・土屋彰久氏)
「こんにゃくゼリーでも勉強不足でした」なんて言い出す前に、サッサと諦めて辞任した方がいい。
ゲンダイネット
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